世捨て人の雑感

岩手県北部のことを中心に、漆芸、郷土史、書籍のことなど綴ります。

謎は深まる

明治38年渡仏、生涯を異国の地で漆工芸の発展に尽くした「幻の巨匠」。
その謎の生涯と業績を元フジTVパリ支局長が執念の調査で再現。

フランスの漆工芸に多大な影響を与え、今なおその業績が語り継がれていながら、日本ではほとんど忘れ去られた「幻の巨匠」がいる。
菅原精造――。本書は元フジテレビのパリ支局長だった著者が、ふとしたきっかけでその名を知り、二十年の歳月をかけて生涯をたどった異色の評伝である。
一八八四(明治十七)年山形県の酒田に生まれ、十七歳のときに上京し、東京美術学校の漆工科撰科に入学。日露戦争が終結した一九〇五年晩秋、二十一歳で横浜からフランスへ出航、その後一度も帰国せず、生涯をパリ中心に過ごした。
菅原は渡仏後すぐ、工芸の道を志し、ロンドンからパリに戻ったアイリーン・グレイとの知遇を得、彼女と共同制作した「夜の魔術師」をサロンに初出品、評判を呼ぶなど、次第に漆芸家としての地歩を固めていく。
著者は数少ない手がかりをもとに、ついに遺族の存在を突きとめ対面、遺された作品はないとの定説を覆して数点の遺品と対面する。菅原はパリで何を目ざしたのか。藤田嗣治をはじめ、数多くのパリ在住の日本人との交流を中心に、著者は執念の調査で描き出していく。

この菅原精造、フランスではなぜか浄法寺からやって来た漆職人と言うことになっている。
火のないところに煙は立たない。
浄法寺出身と言われた何かの理由があるはず。
もう一度、読みなおしてみます。

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http://www.airinjuku.com/index.html



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